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【この症状、うちの子だけ?】愛犬の謎の行動に隠された健康サイン!意外な病気を見つけ出すヒント

愛犬との暮らしの中で、「あれ?今の行動、なんだか変だな…」「いつもと違う気がするけど、これって病気?」と感じたことはありませんか?頭を振ったり、体をなめ続けたり、壁を見つめたり…。一見、ただの癖や気まぐれに見える行動も、実は愛犬が私たちに送る、大切な健康のサインかもしれません。

言葉を話せない愛犬は、体調の変化や不調を、普段の行動で表現しています。この記事では、飼い主さんが気づきやすい愛犬の「謎の行動」に隠された健康のヒントと、それが示すかもしれない意外な病気について深掘りします。あなたの愛犬の「なんだか変だな」という直感が、早期発見と健康維持につながるかもしれません。

「なんだか変だな」と感じたら、まずは観察!

愛犬の「謎の行動」に気づいた時、まず大切なのは「気のせいかな?」と流さずに、どんな行動を、いつから、どんな状況で、どのくらいの頻度でしているのかを冷静に観察することです。記録に残しておくと、後で振り返る際や、もし動物病院を受診することになった際に役立ちます。

よくある「謎の行動」と隠れたサイン

愛犬が見せる「なんだか変だな」と感じやすい行動の例と、それが示す可能性のある健康サインを見ていきましょう。

  • 体をしきりに舐める・噛む(特定の部位):
    • 考えられること: 皮膚炎、アレルギー、ノミ・ダニなどの寄生虫、乾燥、痛み、ストレス、分離不安
    • ポイント: 舐める・噛む部位に赤み、発疹、脱毛、フケがないか。皮膚が湿っていたり、匂いがしたりしないか。ストレスがかかるような環境変化がなかったか。
  • 頭を振る・耳を掻く:
    • 考えられること: 外耳炎、中耳炎、耳ダニ、耳の異物(毛、水など)、アレルギー
    • ポイント: 耳垢の量や色(黒っぽい、黄色っぽい)、匂い(酸っぱい匂い、腐敗臭)に変化はないか。耳の内側が赤く腫れていないか。痒がって顔を擦り付けるなどの行動も伴うか。
  • 体を震わせる:
    • 考えられること: 寒さ、恐怖、痛み(特に高齢犬の関節炎など)、病気(てんかん発作、低血糖など)、ストレス
    • ポイント: 室温は適切か。何か怖いものに怯えている様子はないか。震えが特定の部位だけか、全身か。元気や食欲はあるか。震えが収まってもぐったりしていないか。
  • 壁や空中をじっと見つめる・徘徊する:
    • 考えられること: 認知症(特にシニア犬)、脳の疾患、視力低下、不安、幻覚
    • ポイント: 特にシニア犬に多く見られる行動です。夜鳴きやトイレの失敗、性格の変化などを伴う場合は、認知症の可能性も考えられます。
  • 頻繁に水を飲む・おしっこの量が増える:
    • 考えられること: 腎臓病、糖尿病、ホルモン疾患(クッシング症候群など)、膀胱炎、子宮蓄膿症(メスの場合)、脱水
    • ポイント: 普段の飲水量や排尿量を把握しておくことが重要です。夏場や運動後など、飲水量が増える原因が明らかでない場合は注意が必要です。
  • 突然走り出す・落ち着きがない(ズーム行動):
    • 考えられること: ストレス発散、嬉しさ、興奮、運動不足、不安、てんかんの前兆
    • ポイント: その行動が特定の時間帯や状況で起こるか。目を白黒させている、体を硬直させているなどの異常なサインはないか。
  • 「お尻歩き」をする:
    • 考えられること: 肛門腺の不快感(肛門腺炎、肛門腺絞りが必要)、寄生虫、お尻周りの痒み(アレルギー、皮膚炎)
    • ポイント: お尻の匂いがきついか、肛門周りに赤みや腫れがないか。お尻を執拗に舐めたり噛んだりしていないか。

これらの行動が一つだけで見られてもすぐに病気とは限りませんが、複数の行動が同時に見られる場合や、元気がない、食欲がないといった他の症状を伴う場合は、より注意が必要です。

「なぜ?」を掘り下げて、愛犬のSOSをキャッチ!

愛犬の行動の裏には、必ず「なぜ?」があります。その「なぜ?」を深掘りすることで、私たちは愛犬のSOSをより正確にキャッチし、適切な対処ができるようになります。

環境やルーティンに変化はなかった?

愛犬の行動の変化は、環境の変化と密接に関わっていることがあります。例えば、引越し、新しい家具の導入、家族の増減(赤ちゃんが生まれた、来客が多い)、飼い主さんのライフスタイルの変化(在宅勤務から出勤に変わったなど)、あるいは雷や工事の音といった大きな音なども、愛犬にとっては大きなストレスとなり、行動の変化として現れることがあります。

最近、愛犬を取り巻く環境や日々のルーティンに何か大きな変化はなかったか、冷静に振り返ってみましょう。ストレスが原因であれば、その原因を取り除いたり、愛犬が安心できる環境を整えたりすることで、行動が改善することもあります。

他の症状を伴っていないか?

愛犬の「謎の行動」単体では判断が難しい場合でも、他の体調の変化を伴っていないかを注意深く観察することが重要です。例えば、

  • 体をしきりに舐めるだけでなく、食欲がない、元気がない、下痢をしている
  • 頭を振るだけでなく、耳から膿のようなものが出ている、発熱している
  • 壁を見つめるだけでなく、夜鳴きがひどくなった、トイレの失敗が増えた

このように、複数の症状が同時に現れている場合は、体調不良の可能性がより高くなります。どんな小さな変化でも見逃さず、愛犬の全身をチェックする習慣をつけましょう。

迷ったら、ためらわずに「相談する勇気」を持とう

愛犬の「謎の行動」に気づいた時、「気のせいかな?」「様子を見ようかな?」と迷ってしまう気持ち、とてもよくわかります。しかし、愛犬の健康に関しては、「早すぎる」ということはありません。

記録を持って動物病院へ

愛犬の行動の変化に気づいたら、まずは「いつから、どんな行動を、どのくらいの頻度で」を具体的にメモに残しましょう。可能であれば、その行動をスマートフォンなどで撮影しておくのも良いでしょう。動画は、獣医さんが愛犬の状況を正確に把握する上で、非常に役立つ情報となります。

そして、その記録を持って、迷わず動物病院を受診しましょう。獣医さんは、愛犬の症状だけでなく、飼い主さんの話や動画から、隠れた病気の手がかりを見つけ出してくれるでしょう。早期に相談することで、愛犬の負担を減らし、治療の選択肢を広げることができます。

まとめ

愛犬の「謎の行動」は、飼い主さんへの大切なメッセージ

愛犬の「なんだか変だな」という行動は、決して単なる気まぐれではありません。それは、愛犬が私たち飼い主さんに送る、心と体のSOSサインなのです。日々の愛情深い観察で、愛犬の「いつも」をよく知り、小さな変化にも気づいてあげましょう。

もし愛犬がこれまでになかったような行動を見せたり、元気がない、食欲がないなどの他の症状を伴ったりするようであれば、それは迷わず動物病院の扉を叩くサインです。あなたの優しい気づきと行動が、愛犬の健康と幸せな毎日を守る大きな力になります。愛犬との絆を深めながら、彼らの発する言葉なきサインに耳を傾け、いつまでも一緒に笑顔で過ごしましょう。

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