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反抗期?愛犬が言うことを聞かなくなったときに見直すべきこと

はじめに

子犬のころは素直に言うことを聞いていたのに、ある時期から指示を無視したり、わざと反発するような行動をとるようになった——そんな経験はありませんか?
「もしかして反抗期?」と感じる飼い主さんは少なくありません。

実は、犬にも成長段階による“反抗的な時期”があることが分かっています。
ただし、それが「性格の問題」や「しつけの失敗」だとは限らず、見直すべき関係性や接し方のヒントが隠れていることも。

本記事では、愛犬が言うことを聞かなくなる理由と、見直すべきポイントをわかりやすく解説します。

犬の「反抗期」は本当にあるの?

犬にも、人間の思春期に似た「反抗的な時期」が存在すると言われています。特に生後6か月〜1歳前後に、これまで素直だった行動が変わることがあります。

この時期に見られる主な変化:

  • コマンドを無視する
  • 急に吠えたり唸ったりする
  • 飼い主への甘えよりも外の刺激を優先する
  • 他の犬や人に対して挑発的な態度を見せる

これらは脳の発達やホルモンの変化によって自立心が芽生え、社会性を模索する過程であることが多く、決して「わざと悪いことをしている」わけではありません。

言うことを聞かなくなる原因とは?

1. 成長による自立心の表れ

子犬は本能的に飼い主に依存しますが、成長とともに「自分の判断で動きたい」という欲求が強まります。
これは正常な発達の一環であり、むしろ飼い主との関係性を再確認するタイミングとも言えます。

2. 飼い主の態度やルールの“ブレ”

飼い主の指示が日によって違ったり、トーンや対応にムラがあると、犬は何が正解なのか分からず混乱します。

例:

  • 昨日はソファに乗っても怒られなかったのに、今日は怒られた
  • ある時は「おいで」で褒めたのに、別の日は無視された

犬にとって一貫性は安心感につながります。家庭内でルールを統一することが非常に重要です。

3. 飼い主のリアクションが“ご褒美”になっている

「言うことを聞かない」「イタズラをする」ことによって、飼い主が慌てて反応すると、それが構ってもらえる手段と学習する場合があります。

特に注意すべきは無意識の“負のご褒美”。 たとえば、吠えたときに「静かにして!」と大声で注意するのも、犬にとっては注目されている感覚になります。

4. コマンドの意味が曖昧になっている

指示に対して反応が悪くなったと感じたら、基本的なコマンドの再確認も有効です。
「まて」や「おいで」などのコマンドが、日常で使われすぎて意味が薄れているケースもあります。

再度初心に返って、短時間・明確なタイミングでトレーニングをすると、理解度が戻ってくることが多いです。

5. 運動・刺激不足によるストレス

若い犬ほど、運動と精神的刺激が必要です。散歩の時間が足りなかったり、毎日同じルーティンばかりだと、退屈から問題行動が出ることがあります。

知育トイやコング、トリック練習などで脳を使わせることもおすすめです。

見直すべき5つのポイント

1. コミュニケーションを「一貫性ある言葉」で

家庭内で使う言葉や指示は統一しましょう。「ダメ」「いけない」「ノー」など、同じ意味でも表現が複数あると、犬は混乱します。 また、明るく、短く、わかりやすい声がベストです。

2. 「失敗」を責めず、「できた」を褒める

反抗的な行動が続くとつい叱ってしまいがちですが、失敗を責めるより、できた瞬間に褒める方が行動は定着しやすくなります。
指示を無視されたときは、無理に命令を繰り返すのではなく、一度リセットして「できる環境」を作ってあげましょう。

3. 再トレーニングで関係を再構築

「おすわり」「まて」などの基本を、遊びの中で再トレーニングしてみましょう。
成功体験の積み重ねが信頼と集中力を取り戻す鍵です。

4. 刺激や運動を増やしてストレス発散

週に一度は違う道を散歩してみたり、他の犬と遊ばせる機会を作るなど、新しい刺激を与えることで、愛犬の満足度は大きく上がります。
また、知育玩具やコマンド遊びで脳を使う時間を取り入れることも有効です。

5. 距離をおいて“冷静な視点”を持つ

どうしても感情的になってしまう場合、一度距離を置いて、客観的に行動を観察してみましょう。 「なぜこの行動をしたのか?」「どのように対応したか?」を冷静に振り返ることが、次の行動の改善につながります。

まとめ

反抗期は「関係性を見直すチャンス」

愛犬が言うことを聞かなくなったと感じる時期は、しつけの限界ではなく、信頼関係を深めるタイミングです。

原因を冷静に見極め、「コマンド」「接し方」「運動・刺激のバランス」を見直すことで、再びスムーズな関係性が築けることがほとんどです。

焦らず、愛犬の気持ちを尊重しながら、寄り添っていきましょう。
“反抗”の裏には、必ず「伝えたい何か」があります。
それを読み取る力こそが、本当のしつけ力と言えるのかもしれません。

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