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【毎日できる!】愛犬の健康チェック術、お手入れ中に見つける異常サイン

「うちの子、なんだかいつもと違う?」愛犬のちょっとした変化に気づくのは、飼い主さんだからこそ。毎日のお手入れは、愛犬とのコミュニケーションタイムであると同時に、健康状態をチェックできる大切な機会です。特に病気の早期発見は、愛犬の治療をより効果的にし、負担を減らすことにも繋がります。この記事では、特別な道具や知識がなくても、日々のブラッシングや触れ合いの中で簡単にできる愛犬の健康チェック術をご紹介します。体を隅々まで見て、触って、異常のサインを見つけることで、愛犬の健康をしっかりと守っていきましょう。

なぜ毎日のお手入れが健康チェックに繋がるの?

愛犬の健康を維持し、万が一の病気や怪我から守るためには、日々の細やかな観察が欠かせません。毎日のお手入れを単なる身体の清潔維持活動として捉えるのではなく、愛犬の全身をチェックする大切な時間と位置づけることで、様々なメリットが生まれます。

  • 病気や怪我の早期発見: 愛犬の体は小さな変化でも病気や怪我のサインを示していることがあります。例えば、皮膚のわずかな赤みや腫れ、耳垢の増加、歯茎の色の変化など、日々接している飼い主だからこそ気づける異変があります。早期にこれらのサインを発見できれば、症状が悪化する前に適切な処置を施すことができ、治療期間の短縮や愛犬への負担軽減に繋がります。
  • 愛犬の日々の状態を把握: 健康な時の愛犬の体の状態(皮膚の質感、被毛のツヤ、目の輝き、耳の清潔さなど)を把握しておくことで、少しの異変にも敏感に気づけるようになります。定期的なチェックは、愛犬の「いつも通り」を知るための重要な基準作りになります。
  • 愛犬との絆を深める時間: 優しく体を触り、話しかけながらのお手入れは、愛犬にとって心地よいスキンシップの時間となります。これにより、愛犬は飼い主に対する信頼感を深め、お手入れへの抵抗感を減らすことができます。また、愛犬がリラックスした状態で体を触らせてくれることで、より細部まで入念なチェックが可能になります。

【チェックポイント1】目と鼻:クリアな状態が健康の証

愛犬の顔は、その日の体調を表す鏡のようなものです。特に目と鼻は、健康状態を示す重要なサインが現れやすい部位です。

目のチェックポイント

  • 目ヤニの量と色: 少量の透明な目ヤニは生理現象ですが、いつもより量が多い、色が付いている(緑、黄色、白っぽい)、粘り気が強い場合は注意が必要です。結膜炎、角膜炎、アレルギー、感染症などの炎症や病気のサインである可能性があります。
  • 目の充血: 白目が赤くなっていたり、血管が浮き出ていたりしないか確認しましょう。目の炎症、異物の混入、アレルギー、または全身性の病気が原因で充血することがあります。
  • 涙の量: 涙が過剰に溢れていないか、涙やけを起こしていないか確認します。涙腺の詰まり、目の刺激、アレルギーなどが原因で涙が増えることがあります。涙やけは、涙が目の周りの被毛に付着して菌が繁殖し、変色や皮膚炎を引き起こす状態です。
  • 目の濁りや変化: 目全体が白っぽく濁っている場合は、白内障や緑内障などの目の病気の可能性があります。また、目のサイズや形に左右差がないか、まぶたの腫れがないかなども確認しましょう。

鼻のチェックポイント

  • 鼻の湿り気と冷たさ: 健康な犬の鼻は適度に湿っていて冷たいのが一般的です。しかし、乾燥しすぎている、ひび割れがある、逆に常にべたつきがある場合は、体調の変化を示していることがあります。熱がある時や脱水症状の時に鼻が乾燥することがあります。
  • 鼻水の色と量: 透明で少量の鼻水であれば問題ありませんが、黄色や緑色の鼻水、粘り気がある、または量が多い場合は、感染症やアレルギー、副鼻腔炎などの兆候かもしれません。鼻血が出ていないかも確認しましょう。

【チェックポイント2】耳:嫌がる素振りは見逃さないで

犬の耳はデリケートな部位であり、トラブルが起こりやすい場所の一つです。日頃からチェックし、異変に気づけるようにしましょう。

耳の中のチェックポイント

  • 臭い: 耳を嗅いでみて、いつもと違う、酸っぱい、カビのような、あるいは強い異臭がしないか確認します。これは細菌や酵母菌の感染、耳ダニなどが原因で起こることが多いです。
  • 汚れ(耳垢): 耳垢の量や色、質感を確認します。健康な耳は薄い茶色の耳垢が少量見られる程度です。しかし、黒っぽい耳垢(耳ダニの可能性)、黄色い耳垢(細菌感染の可能性)、べたつきが強い、量が多い場合は注意が必要です。
  • 赤みや腫れ: 耳の穴の周りや内側、耳介全体が赤く腫れていないか、熱を持っていないか確認します。これは炎症やアレルギーのサインです。
  • フケや脱毛: 耳の周りの皮膚にフケがあったり、部分的に毛が薄くなっていたりしないか確認しましょう。皮膚炎やアレルギーが原因のことがあります。

愛犬の行動からわかるサイン

  • 頻繁に頭を振る、耳を掻く: 耳に痒みや不快感があるサインです。片方の耳だけを気にしている場合は、その耳に問題がある可能性が高いです。
  • 耳を触られるのを嫌がる: 耳に痛みがある、または触ると嫌がる場合は、内部に炎症がある可能性が高いです。
  • 耳を傾ける、耳を下げている: 耳に不快感があり、通常とは異なる耳の位置になっていることがあります。

【チェックポイント3】口と歯:口臭にも要注意

犬の口と歯の健康は、全身の健康に大きく影響します。日頃から口の中をチェックすることで、歯周病などの口内トラブルだけでなく、内臓の病気などのサインを見つけることもできます。

歯のチェックポイント

  • 歯石の有無: 歯の表面に黄褐色や黒っぽい歯石が付着していないか確認しましょう。特に奥歯や歯と歯茎の境目につきやすいです。歯石は歯周病の原因となります。
  • 歯茎の色と状態: 健康な犬の歯茎は鮮やかなピンク色をしています。赤く腫れていたり、出血していたりする場合は歯周病のサインです。色が白っぽく薄い場合は貧血の可能性も考えられます。
  • 歯のぐらつきや欠損: 歯がぐらぐらしていないか、欠けている歯がないかを確認します。進行した歯周病や外傷が原因のことがあります。

口臭のチェックポイント

  • 口臭の有無と質: 普段より強い口臭がする、生臭い、腐敗臭、甘酸っぱい臭いなど、いつもと違う臭いがしないか確認しましょう。口臭の多くは歯周病が原因ですが、糖尿病や腎臓病などの内臓疾患が原因で特有の口臭がすることもあります。

その他の口の周りのチェックポイント

  • よだれの量と質: よだれの量が増えたり、粘り気が強くなったりしていないか。また、口の周りが常に湿ってただれていないかを確認します。
  • 口内炎やできもの: 舌、歯茎、頬の内側などに赤み、ただれ、しこりやできものがないかを目視でチェックします。
  • 食欲の変化: 食べにくそうにする、特定のものを嫌がる、食欲が落ちるなどの変化は、口の中の痛みが原因のことがあります。

【チェックポイント4】皮膚と被毛:全身を優しく触ってみよう

愛犬の皮膚と被毛は、健康状態を直接的に反映する部分です。ブラッシングや体を撫でる際に、全身をくまなくチェックしましょう。

被毛のチェックポイント

  • ツヤと手触り: 被毛にツヤがあり、しっとりとした手触りか確認します。パサつきやゴワつき、フケが目立つ場合は、栄養不足、皮膚病、または適切なケアができていない可能性があります。
  • 抜け毛の量と質: 季節の変わり目(換毛期)には抜け毛が増えますが、それ以外の時期に異常な抜け毛があったり、部分的に毛が薄くなっていたりしないか確認しましょう。ストレス、栄養不良、ホルモンバランスの乱れ、皮膚病などが原因で脱毛が起こることがあります。
  • 毛玉やもつれ: 被毛に毛玉やもつれがないか確認し、あれば優しく取り除きましょう。毛玉は皮膚病の原因になったり、愛犬に不快感を与えたりします。

皮膚のチェックポイント

  • 赤み、腫れ、発疹: 被毛をかき分けて皮膚全体を確認し、部分的に赤くなっていたり、腫れていたり、ブツブツとした発疹がないか確認します。これはアレルギー、感染症、寄生虫(ノミ・ダニ)など、様々な皮膚トラブルのサインです。
  • かゆみ: 愛犬が頻繁に体を掻いたり、舐めたり、噛んだりしていないか注意して観察します。特定の場所を執拗に気にしている場合は、そこに皮膚トラブルがある可能性が高いです。
  • フケ、カサブタ、脂っぽさ: 皮膚に白いフケが多かったり、かき壊した後のカサブタがないか。また、皮膚が異常に脂っぽかったり、ベタついていないか確認しましょう。これらは皮膚炎や脂漏症などのサインです。
  • しこりや膨らみ: 体を撫でる際に、皮膚の下にしこりや膨らみがないか、特にリンパ節のある首、脇、足の付け根などを注意深く触って確認します。良性の脂肪腫から悪性の腫瘍まで様々なので、見つけたら必ず動物病院に相談しましょう。

体温のチェック

  • 体を撫でてみて、全体的にいつもより熱っぽくないか、特定の部位だけが熱を持っていないかを確認します。平熱より体温が高い場合は発熱している可能性があります。

【チェックポイント5】足と爪:散歩の後に確認を

愛犬の足元は、普段の生活で地面に接するため、怪我やトラブルが起こりやすい部位です。特に散歩の後には入念なチェックを心がけましょう。

肉球のチェックポイント

  • ひび割れ、乾燥: 肉球がひび割れていたり、ガサガサに乾燥していないか確認します。乾燥は痛みを伴うだけでなく、感染の原因にもなります。特に冬場の乾燥や夏の熱いアスファルトでの散歩が原因で起こりやすいです。
  • 傷や炎症: 散歩中に小石やガラス片、木の枝などで肉球を傷つけていないか確認します。赤みや腫れ、出血がないかもチェックしましょう。
  • 異物: 指の間や肉球の間に、小石、泥、植物の種子、枯れ葉などが挟まっていないか確認します。これらが挟まったままだと、痛みや炎症の原因になります。

爪のチェックポイント

  • 伸びすぎ: 爪が伸びすぎて床についたり、歩く際にカチカチと音がしたり、巻いて肉球に刺さるほど伸びていないか確認します。伸びすぎた爪は、歩行困難や脱臼、さらに巻き爪による炎症を引き起こす可能性があります。
  • 折れ、割れ: 爪が折れていたり、割れていたりしないか確認します。特に黒い爪の犬は血管の位置が見えにくいため、爪切り時に深く切りすぎてしまうことがあります。出血していないか、爪の根元が炎症を起こしていないか確認しましょう。
  • 炎症: 爪の根元(爪郭)が赤く腫れていたり、膿が出たりしていないか確認します。細菌感染や真菌感染のサインであることがあります。

足全体のチェックポイント

  • 腫れや痛み: 足を引きずっていたり、特定の足を触られるのを嫌がったりしないか確認します。関節の痛み、打撲、捻挫、骨折などのサインである可能性があります。
  • 指間の毛: 指の間に毛が伸びすぎて、毛玉になったり、蒸れて皮膚炎の原因になったりしていないか確認します。

異常を見つけたらどうする?

愛犬の体に異変を見つけた時、飼い主さんは不安に感じるでしょう。しかし、冷静に対応することが何よりも大切です。

  • 慌てず観察と記録: まずは冷静に、いつから、どのような症状が出ているのか、他に気になる変化はないかなどをよく観察します。可能であれば、症状が出ている部位をスマートフォンなどで写真や動画に撮っておくと良いでしょう。これは動物病院を受診する際に、獣医師が状況を把握するための貴重な情報となります。症状の頻度や、悪化・改善の状況などもメモしておくと役立ちます。
  • 自己判断はせず、専門家に相談: インターネットの情報や自己判断で市販薬を使用したり、安易に「様子見」を続けたりすることは危険です。犬の症状は人間とは異なることが多く、早期の適切な診断と治療が重要です。些細なことだと感じても、心配な場合は迷わず動物病院に連絡し、相談しましょう。状況を電話で伝えて、受診の必要性を確認することもできます。
  • 獣医師への情報提供: 受診する際は、いつから症状が出ているか、どんな症状か、食事や排泄、飲水量の変化、普段との違いなど、気づいたことは全て正確に伝えましょう。記録したメモや写真、動画があれば積極的に提示することで、診断の手助けになります。
  • 冷静な対応で愛犬を安心させる: 飼い主さんが不安な様子を見せると、愛犬もそれを察知して不安になったり、興奮したりすることがあります。できるだけ冷静に、優しく愛犬に接し、安心させてあげることが大切です。

まとめ

愛犬との絆を深める健康チェック

毎日のお手入れは、愛犬の体を清潔に保つだけでなく、その健康状態を把握するための invaluable な時間です。目、鼻、耳、口、皮膚、被毛、足、爪といった全身を優しく触ってチェックすることで、病気や怪我の初期サインを早期に発見できる可能性が高まります。

愛犬の変化に気づき、適切に対応することは、愛犬の健康寿命を延ばし、より長く、より質の高い生活を送るために不可欠です。また、この日々の触れ合いは、飼い主と愛犬の間に深い信頼と絆を育む大切な時間でもあります。今日からあなたも、愛犬とのコミュニケーションを兼ねた健康チェックを習慣にしてみませんか。愛犬の小さなサインを見逃さないことが、彼らの健康と幸せを守る第一歩となるでしょう。

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